1954-09-17 第19回国会 衆議院 決算委員会 第50号
私は自由党総裁吉田茂はとにかくとしまして、総理大臣という抽象的な存在を考えますと、これの生命は不滅であります。議会政治が続く間は総理大臣というポストは続いて参ります。そういう人に対しましてここに国会が義務づけられておる正当の理由のないという認定のもとに告発という事態が起きれば、総理の外遊に一大汚点を印する。外遊途上において各国の元首等において相当の侮辱を受ける。
私は自由党総裁吉田茂はとにかくとしまして、総理大臣という抽象的な存在を考えますと、これの生命は不滅であります。議会政治が続く間は総理大臣というポストは続いて参ります。そういう人に対しましてここに国会が義務づけられておる正当の理由のないという認定のもとに告発という事態が起きれば、総理の外遊に一大汚点を印する。外遊途上において各国の元首等において相当の侮辱を受ける。
そういたしますならば、大自由党といつても、やはり総裁吉田茂君にこの責任があると思う。単に幹事長だけ、あるいはまた橋本某君という青年だけの責任じやないとわれわれは考えるのだが、これに対する見解を承りたいと思います。
これは口と腹と違う状態に見受けられるのであるが、一体吉田総理、自由党総裁吉田茂氏の顔は、憲法をどうにかいじろうという方に向つておるのか、あるいはこれを擁護しようという方に向つておるのかという質問をいたしたのでありますが、それに対しまして緒方副総理は、擁護するとはどうしても断言しかねる口ぶりで、憲法を遵守するという方に顔は向いております、こういう御答弁であつたのであります。
そうすると結局、自由党なら自由党総裁吉田茂君が、その警察権を現在よりもより集中するのである。そういう制度のもとでどうして政治の中立性というものが保たれるか。現在よりももつともつと中立性が害されるのじやないか。そういう危険があるのじやないかと思うのですが、その点について政治の中立性を守らなければならぬという長官の言葉、それと矛盾するのじやないかと思いますが、それをお伺いします。
もし党員でなかつたにしても、自由党の総裁吉田茂さんの首班せられるその内閣にあつて、その指導、指揮を受けて教育行政を行なつておられる。この教育行政は必ずやその教育内容に影響するでありましよう。
ところが、かんじんの与党の総裁吉田茂そのものが、野党からの質問をおつぽり投げて家へ帰つてしまうというふしだらさをこのまま容認しておつたら、議会の権威がいずこにあるか。私どもは、まず第一に、予算委員会におけるわが党の三木武吉氏の質問に対する内閣のはつきりした答弁を聞かないうちは、この問題を先議するしないという問題について、議論をするだけでも行き過ぎだと思うのであります。
かつて、自由党の前身政友会の総裁原敬は、政治は力なりと言つて、当時永井柳太郎氏をして、西にレーニン、東に原敬ありと嘆ぜしめたことがございまするが、今また自由党の総裁吉田茂氏を思うとき、東にアイクあり、西に吉田茂ありの感を禁じ得ないのでございます。(拍手) 力による者は力によつて滅びる。「驕る者は久しからず、ただ春の夜の夢の如し。猛き者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に似たり。」
そういう事態を引起したところの総裁吉田茂は、責任を感じて総辞職するのが当然じやないか。それが、民主主義のルールに従つて政治を進めたいということを常に主張されている総理の御見解を伺つているのであります。それには総理の御答弁も、官房長官の御答弁もはまつていないということを言つているのです。 それから私が官房長官の公式声明と申しましたが、これは用語を誤つたかも知れません。
○石田(一)委員 この前の運営委員会で、自由党の幹事長の声明だから、この運営委員会で取上げる必要がないということでしたが、先国会の終りに、民主自由党総裁吉田茂という名前で談話を発表したことを取上げて、本会議で質疑がなされておる。だから、党の総裁あるいは幹事長の出した声明だからここで取上げる筋合いのものでないという意思で官房長官の答弁がないということはおかしい。
○石田(一)委員 今篠田君並びに倉石君から言われたことはごもつともなのでありますが、私がここに一言林君が廣川君あるいは総裁吉田茂氏の意見をお聞きするために呼ぶということに同調したい理由と申しますのは、それは当日十時前に、廣川幹事長が吉田総理大臣に面会をしてお話の結果、これが発表されたということが新聞に発表されておるのであります。
○淺沼稻次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、昨日吉田総理大臣が民主自主党総裁吉田茂氏の名において発表いたしました臨時国会運営に関する声明に関まして、政府の国会に対する認識についてお伺いをしたいと思うのであります。 まず第一に、本日のこの召集日にあたりましても、吉田総理大臣は出席をしておりません。
○淺沼稻次郎君 ただいま林副総理よりいたしまして、民主自由党総裁吉田茂氏の談話であるから、政治としてはおのずから別である、という見解をとられたようでありまするが、これには承服ができないのであります。すなわち、現在民主自由党総裁吉田茂氏は内閣総理大臣をやつておるのでありまして、不可分一体ということを考えなければなりません。
沼田俊雄氏につきましては、民主自由党総裁吉田茂君の所得、資産関係につきましておわかりになる限りを伺うことになると思います。右の事項につきまして証言を求めるのでありますが、証言を求める前に各証人に一言申し上げておきます。
○武藤委員長 昭和二十三年六月十八日衆議院予算委員会の公聽会において、風早という口述人が、区役所における責任ある調査によれば、民主自由党総裁吉田茂氏が所得なし、すなわち年收三万円以下で、都民税、区民税がわずかに百二十円になつているという旨の陳述をしているというのでありますが、あなたはこの吉田茂氏の資産、所得、税金等について知つている限りを述べてください。
第二、昭和十二三年六月十八日、衆議院予算委員会の公聽会において、風早公述人は区役所における責任ある調査によれば、民主自由党総裁吉田茂氏が所得なしということになつており、すなわち年收三万円以下で、都民税、区民税がわずかに百二十円になつておる旨の公述をなしておるのであります。 第三、右によれば吉田氏の第一項の七十万円寄附金は吉田氏の所得中よりなされたものとは思われない。
以上の理由から考えまして、純然たる在野党である自由党の総裁吉田茂氏が内閣の首班たる條件を具備していると考えます。その以外には、この條件を具備している者は見出だし得ないと考えまして、前に述べたように指名いたしたのであります。
(「一方的解釈だ」と呼ぶ者あり)以上の理由から考えて見ますると、純然たる在野党である自由党の総裁吉田茂氏が次期内閣の首班たる條件を具備しており、その以外にはこの條件を具備する者はないと考えるのであります。